- アトキンス 物理化学 8 版 13·12 (p. 483~), 17·2 (p. 633~) [6 版 16·12 (p. 521~), 20·2 (p. 647~)]
概要
分子の回転状態分布はボルツマン分布に従う。
これを利用すると分子スペクトルから温度を決定することができ、
非接触温度計にも応用されている。
本演習では気体HClの赤外吸収スペクトルから温度を求めることで、
分子の回転状態とボルツマン分布に関する理解を深めることを目的とする。
発展課題では、回転線の位置 (波数) の解析から、
回転エネルギー準位と分子構造に関する精密な情報が得られることを理解する。