2016 物理化学 II
I 分子構造と分光学
2016 物理化学 II - 第 I 部

I 分子構造と分光学

  • "アトキンス 物理化学" 13–14 章
    第 I 部では, 分子がその振動や回転運動と 共鳴する周波数の光と相互作用すること, 結果として観測されるスペクトルは, 分子運動が量子力学に従うことを示していることを理解する.   分子スペクトルから得られるエネルギー準位や多重度は, 第 II 部の分子統計熱力学によって熱力学関数などの マクロな性質を説明するために用いられる.   また, 遷移・散乱モーメントの概要と赤外活性・ラマン活性, 選択則について定性的に理解する.

目次

1. 分子の光吸収と光放出
1.1 ランベルト-ベール則
1.2 波長領域と分子運動
2. 二原子分子の振動
2.1 調和振動子近似
2.2 赤外振動遷移
2.3 振動ラマン散乱
3. 二原子分子の回転
3.1 剛体回転子近似
3.2 純回転遷移
3.3 回転ラマン散乱
4. 多原子分子の振動と回転
4.1 多原子分子の振動
4.2 多原子分子の回転
5. 電子遷移
5.1 電子スピン
5.2 電子軌道角運動量

   
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