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4. 分配関数と
    熱力学関数
2016 物理化学及び演習 II - 演習 4

4. 分配関数と熱力学関数

  • アトキンス 物理化学 8 版 17·1 (p. 631~)  [6 版 20·1 (p. 645~)]

概要

  統計熱力学は、内部エネルギーなどの熱力学関数に、 分子運動に基づく明解な物理的意味を与える。 本演習では、分子の並進運動と回転運動に由来する内部エネルギーと熱容量が 極めて簡単な式で与えられることを示し、 さらに具体例について振動運動の寄与を計算する。
  今日、分子分光学の情報から計算された 「分光学的エントロピー」 は、 熱測定による 「測熱的エントロピー」 の精度を凌ぐため、 熱力学データベースは分子分光学と統計熱力学によって構築されていると 言っても過言ではない。 発展課題では、エントロピーが分子の分光学的情報から 容易に高い精度で計算できることを見てみる。

演習問題


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